【住宅ローン金利の動向】
2024年09月02日
住宅ローン金利の動向
2024年8月の住宅ローン金利は、以下のような動向が見られました。
固定金利の上昇
大手銀行やネット銀行は、固定型住宅ローン金利を引き上げました。例えば、3メガバンクの10年固定型の基準金利の平均は0.08%上昇し、3.89%となりました。これは2011年以来13年ぶりの高水準であり、長期金利の上昇が主な要因とされています。
変動金利の動向
変動金利については、一部の銀行で引き上げの動きが見られました。ソニー銀行は変動金利を年0.2%上げ、楽天銀行も年0.04%引き上げました。ただし、日銀の追加利上げの影響は今後反映されると予想されています。
フラット35の金利
全期間固定金利型の「フラット35」では、融資比率9割以下・返済期間21~35年、機構団信加入で1.85%となり、前月から0.01ポイント引き上げられました。
今後の見通し
日銀の政策金利引き上げにより、今後は変動金利の上昇も予想されています。既に三菱UFJ銀行や住信SBIネット銀行は、2024年10月1日から短期プライムレートを0.15%引き上げることを発表しています。
以上のように、2024年8月の住宅ローン金利は全体的に上昇傾向にあり、今後も注意が必要です。