【首都圏24年上半期マンション市場動向】

2024年08月01日


2024年7月23日に発表された不動産経済研究所の報告によると、2024年上半期(1~6月)の首都圏マンション市場には以下の動向が見られました。

 

供給戸数の減少
上半期の供給戸数は9,066戸で、前年同期(10,502戸)比13.7%減少し、3年連続の減少となりました。特に、都区部では3,319戸(前年同期比32.3%減)と大幅に減少しています。

 

契約率の低下
- 初月契約率の平均は67.0%で、前年同期の72.7%から5.7ポイント低下し、4年ぶりに70%を下回りました。

 

価格の下落

平均価格は7,677万円で、前年同期比13.5%(1,196万円)下落しました。
平均m²単価も115.7万円で、同12.4%(16.4万円)下落しています。

 

在庫の増加
6月末時点の在庫は5,418戸で、前年同月末(4,951戸)比467戸増加し、5年ぶりに増加に転じました。

 

下半期の見通し
下半期(7~12月)の供給戸数は約1.9万戸と予測され、前年同期(1万6,371戸)比16.1%増加する見込みです。


2024年通年では約2.8万戸の供給が見込まれ、前年(2万6,873戸)比4.2%増加する予測です。

これらのデータは、首都圏マンション市場における供給減少、契約率低下、価格下落、在庫増加といった変化を示しており、今後の市場動向に注目が集まります。 

 

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